
冬が近づくと、こたつを出したり、湯たんぽを用意したり。
少しずつ「冬じたく」を始める季節になりましたね。
けれど、そんなあたたかい準備の中にも、
“もしものとき”に役立つ防災のヒントが隠れているんです。

💭 暖房が使えない夜を想像してみる
停電やガスの停止が起きたとき、
エアコンやストーブが使えなくなることがあります。
そんな時に大切なのは、「熱を逃がさない工夫」。
たとえば──
・毛布を肩から羽織って、体全体を包むようにする
・新聞紙を一枚、上着の下に入れる(意外と暖かいんです)
・段ボールを床に敷くと、冷気を遮断してくれます
どれも、すぐにできる“身近な防災テクニック”です。
♨️ 「お湯がなくても使える」湯たんぽ
最近は、電気を使わずに温かさを保てるグッズも増えています。
中でもおすすめなのが「電子レンジ不要の湯たんぽ」や「充電式カイロ」。
お湯が沸かせなくても使えるタイプを一つ用意しておくと、
災害時にも冷えから体を守ることができます。
また、使い捨てカイロを多めに備えておくのも安心です。
足元やお腹を温めるだけでも、体全体がほっとします。
私が愛用しているのが、『ハクキンカイロ』
電気いらず、充電いらずで手軽に使えます。
手のひらに収まるサイズで24時間以上温かさが持続します。
燃料としてベンジンを使用する点と、使用開始時に着火する必要がありますので、そこだけご留意ください。
🏠 こたつの“あたたかゾーン”をつくろう
家族が集まる場所に、
毛布や断熱シートで囲った“小さなあたたかゾーン”をつくるのもおすすめです。
空間を仕切ることで、体温が逃げにくくなり、
限られたエネルギーでもあたたかく過ごせます。
冬の防災は、「エネルギーを守る」発想が大切。
ちょっとした工夫で、暮らしの安心度がぐんと高まります。
🌙 あたたかさを守ることは、いのちを守ること
寒さは、体力や気力を奪います。
特に小さな子どもや高齢の方は、体温の低下が命に関わることも。
だからこそ、“あたたかさを備える”ことは、
「命をまもる準備」そのものなんです。
今日の冬じたくに、ひとつだけ「防災の視点」を。
それだけで、わが家の安心度がぐっと上がります。
☕️ おわりに
こたつのぬくもりや、湯たんぽのやさしい熱。
それはただの「快適」ではなく、
わたしたちを守る力でもあります。
冬の支度をしながら、
「この温もり、もしもの時にも役立つかも」と感じたら、
それが“やさしい防災”のはじまりです。

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